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2017.02.28

歯周病のメカニズム

こんにちは。

クリニカルコーディネーターの森です。

明日から3月ですが、まだ気温も低く肌寒い日が続いていますね。

皆さん風邪などひかれてないですか?インフルエンザのピークは過ぎたようですが、まだまだ油断は禁物です。うがいや手洗いは引き続き徹底して行っていきましょう。

今日は「歯周病のメカニズム」についてお話したいと思います。

歯周病は、歯垢(プラーク)がきっかけでおこる歯周組織の病気です。歯垢とは、食べかすや歯の垢(あか)ではなく細菌の塊です。1mg中に数億もの細菌が棲みついていると言われており、その中の歯周病原菌が出す毒素で歯肉に炎症をもたらします。しばらくすると、歯垢はやがてだ液中のミネラルと結合して石のように硬くなり歯石となります。歯石は歯と歯肉の間の歯周ポケットに溜まり、歯肉を刺激し続け、やがて歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしはじめます。歯周病がひどくなってくると、歯がグラグラするのはこのためで、歯を失う原因はむし歯より多いと言われています。

「健康な場合」は歯と歯ぐきのすき間もなく、歯ぐきがひきしまっている状態です。

「歯周炎の場合」は歯と歯ぐきの境目に歯垢が溜まり、細菌が出す毒素で歯肉が慢性の炎症をお越し赤く腫れている状態です。

「歯周炎(軽度)の場合」は歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが深くなったところに歯垢や歯石が付くと、自分では除去できず、やがて骨まで溶かし始める状態です。

「歯周炎(重度)の場合」は歯を支えている骨がどんどん溶けて、歯の根が露出し歯がグラグラし始めます。歯ぐきから、膿が出る事もある状態です。

一度溶けてしまった骨は元には戻りません。歯周病がひどくなる前に予防・治療をしましょう。

オリオン歯科鎌ヶ谷クリニックスタッフ一同、心よりお待ちしております。

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