ドクターブログ

抜歯

こんにちは。オリオン歯科医院の湯浅です。

8月が終わってしまいました。皆さんはどのような夏を過ごされたでしょうか?
私は個人的には公私共に充実した夏を過ごすことが出来ました。

さて、今回は親知らずの抜歯の話です。
先日、スタッフの木間さんが親知らずに触れた話をしていましたので、今回はその歯を抜いてしまおうというお話です。

親知らずを抜くとものすごく腫れるとか、なかなか抜けないでものすごく大変だったという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
そういう経験をされた方の抜歯は恐らく、下顎の親知らずなことが多いと思います。それも、横に向かってはえてしまった写真のような歯ではないでしょうか?

panorama1.JPG

 

こういう親知らずを抜く際は我々は細心の注意が必要です。
場合によっては抜けない場合もあります。

今回はこういう歯を抜く際の注意点を説明します。

まず、この歯の近くにある構造物で一番注意が必要なのは下顎管という管です。
この管の中には脳から出た太い神経や血管が入っていて、もしコレを傷つけてしまうと神経は麻痺したり、すごい出血したりします。
レントゲン写真では白く写るのですが今回は分かりやすく黄色く線を引いてみました。

 

panorama2.JPG

 

まず親知らずと、この管との位置関係を把握しなくてはなりません。
この管と親知らずの距離が十分に離れていれば問題ないのですが、近接している場合は大変です。
下の写真のように横からはえている親知らずは、根っこの部分が管に近いことが非常に多いです。

 

 

panorama3.JPG

しか?し、実はレントゲン写真は影みたいなものなので、立体的には離れているのに、レントゲンでは近く写ってしまうこともあります。
たとえば、下の写真は立体的な位置関係を示したものなのですが、レントゲンで撮ると同じように写ってしまいます。

 


CS_20100803_1315_2-2.JPG

同じ高さでも歯の位置と管の位置の関係では右の管なら歯から離れていますね。

そういう位置関係を知ることができる機械がCTと言うことになります。
CTはコンピューターで解析するため、色々な角度で輪切りにした情報が得られます。
したがって、歯と管の位置関係を正確に知るだけでなく、歯と管の正確な距離、歯の根の曲がり具合や形態、そういう情報をすべて得ることが出来るのです。

そうすると、先ほどのレントゲン写真の症例ですが、CTでの映像にすると、歯の頭の部分ではまだ距離がありますが、根っこの部分では完全にくっついていることが分かります。

 

CS_20100803_1315_7.JPG  CS_20100803_1315_2.JPG

したがってこの歯を抜歯するのには非常に注意が必要だと言うことになります。

本当は他にも色々注意することはたくさんあるのですが、今回は一つだけ抜粋させていただきました。

 

抜歯に限らず、文明の利器を利用して知り得る情報は確実に入手して、より安全に、そして正確に治療することは非常に重要だと思います。

それでは今回はこれで。

 

追伸:オリオン歯科西白井クリニック(本院)のホームページが出来ました。

 

 

今年の夏はTDSのボンファイヤーダンスで踊りまくりました

 

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鎌ヶ谷 歯科 オリオン歯科医院 イオン鎌ヶ谷 歯医者

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